統一地方選挙が始まり、ここ東京都世田谷でも2023年4月23日に向けて各候補者の選挙活動が活発になってきました。

廃棄される立候補者の『のぼり旗』

選挙になると気になるのが候補者の「のぼり旗」。
選挙が終わり、役目が済んだ「のぼり旗」はゴミとして廃棄されます。これが選挙のたびに繰り返される現実があります。

地球環境の悪化を少しでも食い止めようと、あらゆる分野で地球規模の循環型社会を目指す行動指針、SDG’sが叫ばれていますが、行政や政治関わるリーダーたちは本気で取り組もうと行動しているのでしょうか。

『のぼり旗』のアップサイクルバッグをボランティアスタッフへ

「選挙とアップサイクル」の話しになりますが、8年前の地方選挙でのことです。知り合いが立候補した地方選挙戦を手伝ったときに、製作したチラシやのぼり旗といった選挙関連の印刷物や製作物が、選挙が終わるとゴミになり、廃棄処分されることを知りました。

知り合いは検討むなしく残念ながら世田谷区議選挙を落選してしまいましたが、環境意識が高く、税金の無駄遣いを嫌う彼と相談して、選挙の「のぼり旗」をアップサイクルすることにしました。

のぼり旗から作ったショッピングバッグは選挙活動を手伝ってくれボランティアスタッフに渡りました。ボランティアと一緒に戦ったのぼり旗のバッグをプレゼントされて、喜ばないボランティアスタッフはいませんでした。普段使いでは恥ずかしくて使えないだろうと想像する、候補者の顔が入ったデザインのバッグはなぜあんなに人気があったのでしょうか。

選挙に関わる税金と資源の無駄を考えよう

選挙がある度に、資源とお金の無駄使いが改善されず繰り返されているように感じます。
選挙には僕らが収めた税金が使われているのにもかかわらず、その収支報告とやらを知るとあまりにいい加減で驚かされます。選挙活動にボランティアで関り、少しでも関心があればそのことがよくわかります。多くの候補者、政治家の皆さんはそれを知りつつも改善できない(もしくはする気がない)ことに愕然とします。

選挙の現場に税金を使っているという意識とアップサイクルの効用をもっと持ってまらえたら、いまの選挙システムの無駄がもう少し改善されるかもしれません。

選挙とアップサイクル