僕の参加する市民の環境調査団体「たまあじさいの会」では、毎年、1月と8月の2回、多摩川の水の放射能汚染の調査を行っています。今年も1月14日~17日の74時間、多摩川の上流(一ノ瀬渓谷)から河口部(沖の岸)までの15か所にリネンの布を設置。リネン布に吸着した珪藻(けいそう)類の放射能を測定します。

2019年1月14日 お昼ぐらいにリネン布を設置
放射性物質を吸着させるリネン布

僕らが担当したのは東京都世田谷区の砧浄水場近くの多摩川です。

今日はお昼休みを利用して、3日前の14日に設置したリネン布を回収しました。

いつも回収の日はドキドキします。

リネン布が流されて無くなっているんではないのか?

リネン布を確認するまでは心配でたまりません。

今回は無事に回収することができました。良かった。

三日経ったリネン布には珪藻(けいそう)類が付着しています
茶色になったリネン布を回収の図

毎回、多摩川の調査地点の放射線量も測ります。

設置ポイントの川辺は地上1メートルでこんな数値
川岸の草むら地上5センチでこの数値です

今日回収したリネン布は日ノ出町の「ちくりん舎(市民放射能監視センター)」へ送ります。そこでゲルマニウム半導体検出器による放射能測定が行われて、その結果はたまあじさいの会より公開されます。

過去の測定結果はたまあじさいの会のウェブサイトで確認できます。 →こちら

たまあじさいの会では市民による環境調査団体です。活動に参加してみたいと思われる方はお気軽にお問い合わせください。

問い合わせ先はたまあじさいの会のウェブサイトから。

*この調査はパタゴニアの環境助成金プログラムの支援を受けています。

リネン布による多摩川の放射能汚染調査★2019年1月
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