自分が製作に関わった製品に偶然出会うというサプライズな出来事があった。

製品というのは、使用済みバナー(屋外フラッグ)をアップサイクルしたプレミアムバッグで、翌年のイベント(映画祭)のアンケートプレゼントの賞品として製作された非売品である。

この偶然の遭遇に驚き興奮し目を疑った。
そして思わず声をかけた。

「このバッグに製作に関わったものですけど、ご迷惑でなければ写真を1枚撮らせていただけないでしょうか。」

バンフ映画祭(バンフ・マウンテンフィルム・フェスティバル)ワールドツアー東京会場でのことである。

バッグの持ち主の男性は快く承諾してくれた。
通行人の邪魔にならぬよう、控え目な感じで写真を1枚だけ撮らせてもらった。

とても長いこと愛用していただきありがとうございます!と伝えた。
こういう再会は本当に嬉しい。
アップサイクリスト冥利に尽きるのである。

思いがけないことが起こり興奮してしまって、肝心なことをバッグ所有者の方に伝えるのを忘れてしまった。

「もしバッグをお預かりできるのでしたら、取手の綿テープを新しいものに交換させていただけますか。」

またどこかで偶然お会いできる幸運はないだろうか。もしこの記事に目をとめていただく機会があれば、ご連絡をいただきたいと思う。

取手テープの交換を喜んで承りたい。

アップサイクリスト冥利に尽きる出来事