
朝のサイクリングの必需品
眠気覚ましの目的でふらっと出かける朝の小一時間。近所の緑を巡るのんびりサイクリングに必要な持ち物といったら、わずかな小銭とポケットにはいる簡単な工具と、忘れちゃいけないのがサコッシュである。
地元野菜の無人販売所
このところ、葉物野菜の高騰でわが家の食卓のダメージは計り知れない。スーパーマーケットの野菜売り場をのぞいては、ため息ばかり。
でも、朝のサイクリングとサコッシュがこのピンチを救ってくれた。
世田谷西部の畑の宅地化は頭を抱えるばかりだが、それでも僕のサイクリングルートの近くには野菜を生産している農家の無人販売所があってこれほどありがたいことはないのである。
レタスをサコッシュに詰め込んで
年末には畑から採って来たばかりのサニーレタスが無人販売所にあったので、サコッシュにぱんぱんに押し込んで帰ってきた。野菜を洗った水気でシャツのサコッシュもシャツの後も濡れてしまったが、パリパリの新鮮レタスにあるつけた喜びでそんなことはまったく気にならなかった。

世田谷のキャベツとみかん
年が明けて多摩川まで自転車ライドした帰り道、初めて寄った世田谷野菜の無人販売所ではキャベツンとみかんを手に入れた。町の八百屋さんの半額程度のお値段で朝採りの新鮮な地元野菜が美味しくいただける。
自転車ライドにサコッシュをお忘れなく
自転車がただただ好きだから、楽しいから乗りに出かけるっていうのも良いでしょう。
わが家ではときどきそんな能天気な自転車ライドのことが話題に上る。
「そんなに自転車に乗るのが好きだったら、ペダルをこいでいる間、発電でもしたらも少しは何かのためになるんじゃないの!?」などと、アドバイスなんだか小言なんだか、そんなことを家族からときどき言われることがある。まあ、確かにそのとおりなんだけれど。
朝のライドのお土産に地元野菜というのは(まだ褒められたことはないが)家族にとって悪い話ではないんじゃないだろうか。採れたての野菜は美味しいのである。
小さくたためてポケットに収まるサコッシュをうっかりサイクリングに忘れてしまったときの代償と精神的ダメージは大きい。サコッシュはお忘れなく。
それと、世田谷西部に野菜の無人販売所がなくなりませんように、祈るばかりである。