われわれが継続して請け負っている仕事のひとつに商業施設の屋外フラッグの製作があります。デザインを決めて、製造段階における環境負荷をできるだけ少なくし、使い終わったものを廃棄せずにリサイクルし有効活用するまでがミッションです。

仕事の性格上、依頼主の方々は資源やエネルギーの無駄使いに厳しく、リサイクルやゴミ削減に積極的に取り組んでおり、環境への意識が高いので、廃棄していた使用済のフラッグとそれに使っていたポールを100%リサイクルしようじゃないかという話しになります。

フラッグはアップサイクルして買い物バッグに、ポールは取り外して新しいフラッグに繰り返し使用します。

ポールは定期的にフラッグ製造会社へ送り返しています。その際、ポールをまとめるのに便利なのが「タイヤチューブ輪ゴム」。この輪ゴム、使えなくなった自転車のタイヤチューブをアップサイクルしたものです。

市販の輪ゴムを使ってみたこともありますが、細くて伸び幅が大きいためか、しっかり固定できません。ツルツル滑るポールにはどうも不向きのよう。

それに比べてタイヤチューブ輪ゴムはバッチリ。幅広、伸びが小さいのでポールをしっかり束ねることができます。ポール10本まとめると、ちょうどいい塩梅です。

今日もポール100本、10本ひとまとめて10セット、送る準備中。

タイヤチューブ輪ゴム。わが社ではけっこう重宝してます。

タイヤチューブ輪ゴムの使い方