インターナショナル・マウンテン・バイシクリング協会
 9月はInternational Mountain Bicycling Association(略称、IMBA)のメンバー更新の月。IMBAはオフロード自転車の環境整備、普及啓蒙、教育などの活動を国際的に行うボランティア団体である。2011年9月現在で80,000のメンバー(個人、自転車クラブ、環境団体、企業、ショップ)によるアメリカ、カナダ、はじめ世界30か国を超える国際的なネットワークである。

僕がIMBAの活動に興味を持ち、そして関わるようになったのは1987年、アメリカ西海岸でのこと。IMBAディレクターのジムとカリフォルニア州マリブのトレイルを一緒にライドしたのがきっかけだった。マウンテンバイクの自由な感覚や面白さをみんなに知ってもらいたい、そんな想いをジムも僕も共有していた。

IMBAの活動は安全に楽しく利用できるトレイルの開拓、環境の保全運動、ハイカーなどトレイルをシェアするユーザーとのトラブルの防止、オフロードサイクリングの普及啓蒙教育活動、情報提供など、多岐にわたっている。日本では活動も関心もそれほど高くない。しかし、少しずつ安心して自転車遊びを満喫きる場所のニーズは増えている。トレイルシェアの問題に取り組む友人、トレイルの整備に積極的に参加している友人たちも数多い。

これからも自転車の取り巻く環境の整備にIMBAメンバーとして微力ながら協力していきたいものですね。

以下、IMBAの主な活動です。

■安全でトレイルへのダメージの少ないマウンテンバイクのライディングを指導、啓蒙 ■マウンテンバイクのライディングに関する「環境の問題」「トレイルユーザー間の利害」「トレイルのデザイン」などあらゆる問題の調査、サポート、情報収集 ■自然環境へのインパクトを考慮した模範的なマウンテンバイクのトレイルをデザイン、施設を作り、マウンテンバイクの発展と利用者の拡大への貢献 ■マウンテンバイクのプロモーション ■マウンテンバイクのローカル・クラブへのサポート ■個人、クラブ、トレイルの管理者などのトレイルに関わる人々へ、安全で責任あるマウンテンバイクのライディング方法を知ってもらう教育プログラムの提供 ■ボランティアによるトレイルのパトロールの実施 ■マウンテンバイクを取り入れた青少年の教育プログラムの提供 ■他の団体と協力し、トレイル乗り入れの許可を求める運動 ■マウンテンバイクに興味を持つ報道関係者や個人へのサポート活動

IMBAの詳しい情報はJMA(日本マウンテンバイク協会)、米国IMBAのウエブサイトをご覧ください。

国際マウンテンバイシクリング協会 IMBA
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