アウトドア・アドベンチャーや自然をテーマに製作された短編ドキュメント作品を世界中から集めた映画祭、バンフ・マウンテンフィルム・フェスティバル(バンフ映画祭)。毎年11月にカナダ・アルバータ州バンフで開催されています。上映作品の中から厳選されたものがバンフ映画祭ワールドツアーとして世界各国で上映されています。

今年の日本ツアーは全国八か所。東京は10月11日から4日間、品川区大崎の「ゲートシティ大崎」で開催されました。台風の影響で12日、13日が中止に、初日と最終日の二日間だけの映画祭でした。

僕は映画祭の前日、会場のディスプレイを手伝いに行きました。ゲートシティ大崎の取り組む「アップサイクル」を紹介するためのパネルを設置し、使用済みフラッグから作ったリサイクル・バッグをディスプレイしました。

前日の会場は映画祭のスタッフたちが忙しく動きまわっています。入り口の一角に古本屋さんが本を並べてお店の準備をしていました。古本屋さんの出店は今年初めての試みとのことでした。

準備中の店主さんに声をかけました。
「本、何冊くらい持ってきたんですか?」

「ん~、1,000冊以上はあると思いますね」
「アウトドアがテーマの本ばかりを持ってきましたよ。」と店主さん。

子供向けの絵本、初めて見る珍しい本、写真集、図鑑、ガイド本、洋書、アウトドアがテーマの興味深い本がたくさん並んでいました。

会場に古本屋さんがあるだけで、映画祭の雰囲気がグッと良くなりますね。

そして台風のために2日間営業になっってしまった映画祭当日。映画の休憩時間に大勢の人たちが古本屋さんに立ち寄っていました。本を何冊もまとめて買う人も多かったようです。自分も面白そうな本を2冊、購入しました。

映画を観て、アウトドアな気分のときにアウトドアな本に触れることができる。楽しいですね。

ゲートシティ大崎では映画祭の期間中、ボルダリングの体験イベントも楽しめました。

NPO法人モンキーマジックさんが仮設ボルダリング壁を設置、子供から年配の方までを対象にボルダリング体験の機会を作ってくれました。

最近のクライミング人気の影響なのか、子どもたちには大人気でした。

映画とクライミングが楽しめる。古本屋さんでアウトドア本にも触れられる。とっても良い雰囲気のバンフ映画祭・東京会場でした。

来年も10月に開催されると思います。早い話ですが、来年も楽しみです。

2019年バンフ映画祭・東京会場に古本屋さん