自転車愛好家の多くは自転車をとっても大切にしています。それは自分の自転車に限らず家族の乗る自転車でも同じ。自転車好きたちは自転車が粗末に扱われることを悲しく思う種族なのですから。
そんなわけですから自転車好きの家の自転車たちはいつも整備がバッチリされています。
自転車好きの家からはときどき乗らなくなった自転車が放出されます。「子どもが乗らなくなったのでどなたか大切に乗ってくれる方にお譲りしたいのですが」とか、引越しや持ち物整理のために「オレの古い自転車、誰か大切に乗ってくれる人、いないですか~」とか、そういったケースです。
今月も引っ越しの自転車仲間から、里親を探すための自転車がやってきました。1980年代のジュニアサイズのマウンテンバイクです。大切に乗り継がれてきた自転車なのでコンディションはバッチグーです。
タイミング良く、子供の自転車を探していた知り合いがいました。写真を見せて自転車が歩んできた人生をお伝えしたところ、とても気に入ってくれたのでこのマウンテンバイクの里親はすぐに決まりました。
里親バイシクルにあたってはいくつかの決まりごとを了承してもらいます。
★大切に乗ること。
★いらなくなったら、大切に乗ってくれる人を見つけて里親に出すこと。
★里親が見つからなければ、こちらで引き取ること。
★自分でできるメンテナンスはしっかり覚えて実践してもらう。
★盗まれないように万全の防犯を心がけること。
と、まあ、そんなところです。
そして、里親さんに近い地域にある信頼できる自転車屋さんを探して紹介することにしています。
古くてもしっかり作られた自転車は、とっても長持ちする楽しい道具です。
大切に乗ってあげてください。
里親マウンテンバイク