リネン布による多摩川の放射能汚染調査★2019年1月
僕の参加する市民の環境調査団体「たまあじさいの会」では、毎年、1月と8月の2回、多摩川の水の放射能汚染の調査を行っています。今年も1月14日~17日の74時間、多摩川の上流(一ノ瀬渓谷)から河口部(沖の岸)までの15か所にリネンの布を設置。リネン布に吸着した珪藻(けいそう)類の放射能を測定します。


僕らが担当したのは東京都世田谷区の砧浄水場近くの多摩川です。
今日はお昼休みを利用して、3日前の14日に設置したリネン布を回収しました。
いつも回収の日はドキドキします。
リネン布が流されて無くなっているんではないのか?
リネン布を確認するまでは心配でたまりません。
今回は無事に回収することができました。良かった。


毎回、多摩川の調査地点の放射線量も測ります。


今日回収したリネン布は日ノ出町の「ちくりん舎(市民放射能監視センター)」へ送ります。そこでゲルマニウム半導体検出器による放射能測定が行われて、その結果はたまあじさいの会より公開されます。
過去の測定結果はたまあじさいの会のウェブサイトで確認できます。 →こちら
たまあじさいの会では市民による環境調査団体です。活動に参加してみたいと思われる方はお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先はたまあじさいの会のウェブサイトから。
*この調査はパタゴニアの環境助成金プログラムの支援を受けています。
政府がやらないなら市民の力で。みんなのデータサイト新刊「図説17都県・放射能測定マップ+読み解き集」書店販売に向けて!
政府がやらないなら市民の力で。
2011年、東日本大震災の福島原発事故により放射性物質が広く東日本に降りそそぎました。
自分の住んでいる地域はいったいどのくらい放射性物質が降ったのでしょうか?
原発事故から7年、放射能はどのくらい減ったのでしょうか?
この先、どうなるのでしょうか?
原発事故が起きてしまった以上、放射能の汚染のことをいつも気にして生活しています。これから先、できるだけ安全に、そして安心して暮らしていきたいと考えるからです。
1986年のチェルノブイリ原発事故では国家主導で詳細な放射能の土壌汚染地図が作られ、人々の生活の指針や避難や補償の基準となりました。ところが日本ではそうした地図を国は作りませんでした。本来、国か東京電力が作るべきもの、やるべきことだと今でも僕は思います。
国(日本政府)がやらなければ市民の力で!
立ち上がったのは市民たちです。
事故後、全国30の市民放射能測定所ネットワーク団体「みんなのデータサイト」が中心となり、市民が持ち込んだ食べ物を測定。データベースを作り、情報公開を始めました。そして2014年からは放射能汚染の実態を調べるために、東日本17都県の「土壌」に含まれた放射能を測定する「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」をスタートしました。
プロジェクトの調査に3年。関わった市民、のべ4,000人。
自分たちの手で土壌を採取し、全国30以上の市民放射能測定所が測定を担当。17都県、3,400地点を超える地点の詳細な「放射能汚染地図」を完成させました。その汚染地図は「みんなのデータ」のウェブサイトで公開中です。誰でも見ることができます。
と、前置きが長くなりました。本題です。
実はこの放射能汚染地図が本になりました。食べ物・環境・放射能の基礎知識などの情報記事がたっぷり追加された『図説17都県・放射能測定マップ+読み解き集』です。
本の製作&出版費用はクラウドファンディングで調達。A4判、フルカラー200ページでなんと2,500円(税込)。当初、資金調達の目標額を印刷部数2,000部、250万円でスタート。最終的には目標額の2.5倍の623万円、支援者数1,288人の支援がありました。東京新聞さんの紹介記事で大きな反響となり、問い合わせや支援者が増えたそうです。
わが家もクラウドファンディング支援者の一員です。本を受け取って、思っていた以上の出来ばえ(内容の充実度、豪華A4オールカラー200ページ、ずっしり重い存在感)にビックリしました。「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」の調査活動にも参加していたので喜びも大きいです。
多くの知り合いがこのプロジェクトと書籍化に関わっています。自分も何かサポートできることはないかと考えていたところ、「この本、本屋さんでも買えるといいね」という声がありました。それなら何かお役に立てるかもしれない。
そこで古くからおつき合いのある世界的パズル専門出版社ニコリのMARIさんと編集長のANPKさんに相談。見本誌を見ていただきました。自分の住んでいる地域の放射能汚染などもチェックしながらしばらくページをパラパラと。本の情報量の多さ、オールカラー200ページという豪華ボリューム、値ごろ感抜群の販売価格、丁寧なつくり、わかりやすいデザインなどを見て、「なかなか良い本ですね」と出版プロのお墨付きをいただきました。ニコリの営業担当SBSWさんに書籍の取次会社「地方・小出版流通センター」を紹介していただくことになりました。
後日、ニコリのSBSWさんに同行していただき、みんなのデータサイトのNKMRさんと一緒に地方・小出版流通センターを訪ねました。地方・小出版流通センターの担当OKYSさんに書籍化の背景やら、経過やらをデータサイトのNKMRさんがお話ししたところ、お忙しいのにもかかわらず、『図説17都県・放射能測定マップ+読み解き集』の見本誌を興味深くじっくり目を通していただきました。書店販売のアドバイスをいただき、本の取り次ぎ(書店さんへの流通)の契約を進めることになりました。そして最後に「なかなか良い本ですね」と。
みんなのデータサイトでは全国の本屋さんで本が購入できるように着々と準備を進めているようです。『図説17都県・放射能測定マップ+読み解き集』が本屋さんに並ぶ日が楽しみですね。
えっ、もう並んでるみたい。
いろいろ相談にのっていただきましたニコリさん、地方・小出版流通センターさん、どうもありがとうございました。
『図説17都県・放射能測定マップ+読み解き集』にご興味のある方、一家に1冊の常備本としてぜひぜひ。
里親マウンテンバイク
自転車愛好家の多くは自転車をとっても大切にしています。それは自分の自転車に限らず家族の乗る自転車でも同じ。自転車好きたちは自転車が粗末に扱われることを悲しく思う種族なのですから。
そんなわけですから自転車好きの家の自転車たちはいつも整備がバッチリされています。
自転車好きの家からはときどき乗らなくなった自転車が放出されます。「子どもが乗らなくなったのでどなたか大切に乗ってくれる方にお譲りしたいのですが」とか、引越しや持ち物整理のために「オレの古い自転車、誰か大切に乗ってくれる人、いないですか~」とか、そういったケースです。
今月も引っ越しの自転車仲間から、里親を探すための自転車がやってきました。1980年代のジュニアサイズのマウンテンバイクです。大切に乗り継がれてきた自転車なのでコンディションはバッチグーです。
タイミング良く、子供の自転車を探していた知り合いがいました。写真を見せて自転車が歩んできた人生をお伝えしたところ、とても気に入ってくれたのでこのマウンテンバイクの里親はすぐに決まりました。
里親バイシクルにあたってはいくつかの決まりごとを了承してもらいます。
★大切に乗ること。
★いらなくなったら、大切に乗ってくれる人を見つけて里親に出すこと。
★里親が見つからなければ、こちらで引き取ること。
★自分でできるメンテナンスはしっかり覚えて実践してもらう。
★盗まれないように万全の防犯を心がけること。
と、まあ、そんなところです。
そして、里親さんに近い地域にある信頼できる自転車屋さんを探して紹介することにしています。
古くてもしっかり作られた自転車は、とっても長持ちする楽しい道具です。
大切に乗ってあげてください。
アップサイクル→バッグ 【選挙のぼり旗】
2015年の世田谷区議選に挑戦したミドリマンこと岡田てつおさんから、選挙で使っていた「のぼり旗」をいただき、リサイクルをしました! 廃棄されるはずだった「のぼり旗」はコンパクトで軽量でとっても丈夫なショッピングバッグに生まれ変わりました。使い勝手、好評です。
■ Nat. & Co. のアップサイクル・プログラム
手ぬぐいサイクルキャップ 【SSJ】 *別注 #2
SSJ(シングルスピードMTBジャパンオープン)特製「注染てぬぐい」をお持込いただき、サイクルキャップを制作しました。SSJスタート当初からイベントを支える頼もしいボランティア・スタッフの金さんからの依頼でした。
手ぬぐいからサイクルキャップ。オーダーメイド・プログラム三人目のお客さんです。
サイクルキャップは3枚パネルで制作しました。
*手ぬぐい持ち込みサイクルキャップ・オーダーメイド・プログラムのご相談はナット&カンパニーの「Contact」からお気軽にどうぞ。
100%ヘンプ。麻のサイクルキャップ 【白猫屋】
エコフレンドリーな自転車生活者には天然素材の中でもヘンプ(麻)素材はいつも気になる存在でしょう。
丈夫でサラッとしたヘンプ100%の素材の風合いはもちろん、農薬を使わずに110日間で生育するという自然環境への負荷が少ないこともヘンプ素材選択の大きな魅力と理由です。
リーバイスの最初のジーンズが100%ヘンプ素材で作られていましたが、白猫屋の手作りするサイクルキャップもヘンプ100%です。
カラーバリエーションは「京紫(きょうむらさき)」、「薄花(うすばな)」、「青磁(せいじ)」、「紺青(こんじょう)」、「利休(りきゅう)」、「江戸紫(えどむらさき)」の6色。大人の方にも似合う渋い色合いですよ。
1ヶ月半かけてヘンプキャップを試着し、フィールドテストを重ねた結果はコットン素材のキャップに比べ、通気性に優れ、型崩れもなくパリッとした感じです。
もちろん1点1点の手作りです。3パネルのサイクルキャップ・パターンはアメリカ人のヒッピークリエイターがデザインしたものです。
お買い求めはWEBショッピングサイト、白猫屋へどうぞ。 → 白猫屋
コグピース3M反射切り抜きステッカー 【使用例:鳴木屋輪店】
ファブリカ・サインワークス社製「コグピース3M反射切り抜きステッカー」を、東京・世田谷の鳴木屋輪店さんではシートチューブのこんなところに貼っていました。
お買い求めは白猫屋で。
別注製作は直接ファブリカ・サインワークスさんへ。
自転車タイヤごみの行方
使えなくなった自転車のタイヤ。消耗品だから数年に一度は交換。古いタイヤは処分しなければならないことに。
リサイクルするか。ゴミとして捨てるか。
リサイクル。
タイヤチューブに比べタイヤのリサイクルは良いアイディアがまだ浮かんでこない。
捨てる。
東京都世田谷区の場合、自転車のタイヤは粗大ごみ。30センチメートル以内に小さくすれば一般ごみとして収集可能。
世田谷区の担当部署へ電話で尋ねてみたら、そんな答えが返ってきた。
電話ついでに「粗大ごみで収集した自転車のタイヤはリサイクルしているのか?」と聞くと、担当者は「燃やしている」とのこと。
さらに「今後、何か自転車のタイヤをリサイクルするプランはないのか?」と聞くと、担当者は「焼却した熱をエネルギーへリサイクルしている」とのこと。
燃やした熱をエネルギーに再利用できるからリサイクル? そんな考え方は、安易すぎるし、都合のいい近視眼的な論理じゃないか。
とりあえず目の前からなくなってしまえばいいのか。
目に見えないごみ焼却による環境汚染の健康調査も環境モニタリングしなくて大丈夫なのか。
すり減った自転車タイヤを目の前に、燃やさないで何かリサイクルできるグッドアイディアが降りてくるのを待っている。
自転車愛好家の端くれとしては、環境に優しいとされている自転車から発生する廃棄物やごみが、どの程度環境へ悪影響を及ぼす可能性があるのかを知り、抑制する行動を心掛けないとね。
サコッシュ特注 【OAKWILL TRAIL BIKE】
東京・世田谷で手作りする別注製作のサコッシュをスタートしました。
さっそく特別注文してくれたのはTeam WILD CATとTeam OAKWILL TRAIL BIKEに所属していた元ファクトリーライダーのMr. Koderaさん。要望のあった単行本を入れるインナー・ポケットをデザインし、キーチェーンをオプションで付けました。そいでもって伝説のOAKWILL TRAIL BAIKEのキャラクター、“溶接くん”をプリントしました。製作数量は10枚と、かなり貴重な限定生産でした。
【祖師谷アップサイクルバッグ】本体と取っ手の色合わせ
祖師谷ウルトラマン商店街さんから定期的に、屋外フラッグのリサイクル(アップサイクル)の依頼があります。
定番リサイクル製品は人気のあるトートバッグです。
ロングテールバイク自転車で使用済みフラッグを引き取って、まず最初にするのはフラッグのキャラクターと色調を仕分けです。フラッグの色にあわせて、取っ手のテープの色を2色~3色使います。
テープの色を決めるこの作業はなかなか楽しいものです。
■ウルトラマン商店街/祖師谷昇進会商店街 www.ulsho.com 祖師谷商店街 www.soshigaya.com 祖師谷南商店街 www.soshigaya-minami.jp ■アップサイクルプロジェクト企画制作:ナット&カンパニー
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- アロハな気分のデザインの #注染 #日本手ぬぐい から #サイクルキャップ を作ってみました。2015年の作。 #srnkytacps #白猫屋アーカイブス #白猫屋 #handmade #japanmade #cyclecap… https://t.co/cmmGJiwLgz
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