2023年4月1日から「自転車に乗る人すべてにヘルメット着用を」という、努力義務が求められる『改正道路交通法』が施行される。

努力義務化か。お役所的な何とも曖昧で中途半端な表現がすっきりしない。
でもまあ、交通安全対策は人に頼るものではないからね。

写真は在日米軍施設、キャンプザマの駐輪場に掲示してあった交通安全の啓もうはり紙。ヘルメット着用の安全性の効果とともに「自分の身は自分自身で守りましょう」というメーッセージである。
ここが肝心なのだ。

ヘルメットを被って自転車に乗っていれば、万が一の事故があっても頭部の深刻なケガや脳の障がいのリスクが85%軽減されるというデータもしっかり記載されている。

これを読んで僕は、自転車に乗るときは必ずヘルメットを被ろうと気を引き締めた。2007年のことである。

自分の身を自分自身で守るためにまず簡単にできることは、ヘルメットの着用である。
キャンプザマのこの「はり紙」のとてもわかりやすかった。


警視庁からも自転車用ヘルメット着用のお達しが発せられている。

2018年から2022年までの『東京都内における自転車乗用中死者の損傷部位の割合』のデータから、自転車事故で死亡した人の約7割が頭部に致命傷を負っている。ヘルメットを被っていない場合の致死率は、被っている場合と比べると約2.3倍も高い。

自転車用ヘルメットを被らなかったから、罰金をとられることはないようだが、やはり自分の身を自分自身で守るために、普段からヘルメットを被ることを心がけたい。

詳しく記載は警視庁のウェブサイトをご確認を。

自転車の交通事故防止

自ら身を守るヘルメットの着用。自転車死亡事故の約7割が頭部に致命傷